前回GPz750 その2を投稿したところ、こんなもんで、ステップが出来るか~ もっと詳しく教えろ~!!!とのご指摘を受けました。ですよね!これだけで、出来たら苦労はしませんネ。本当は結構このステップ大変ですよ。。気合を入れて作りましょう。うまく行けばレイニーステップが材料代のみ¥5000ぐらいの低価格で出来ます。その為には手間と苦労を惜しんではいけません。
まず、最初はフレーム本体、ノーマルステップブラケットの溶接を変更するか?又はそのままで付けるかです。それにより購入する材料も変わってきます。材料は300mmX300mm厚さ6mmのアルミ板1枚、材質は50か20系(私は奮発して7075にしました)それとマフラーブラケット用のカラー1個、厚さ25mm外形30mm、内径は使うダンパーにより変更します。ブレーキペダルストッパー用のカラー1個、外形20mm厚さ15mmぐらい。これはジュラコンでもアルミでもOKです。材料が揃ったらプレート(ブレーキ側)を作ります。レイニー号の画像より大まかな寸法と形状を割り出し型紙を書き出します。その時自分の車輌に付いているマフラーやこれから付けるステップバーなどに合わせる様に形状を決めます。型が決まったら型紙を元にアルミ板を切り出します。切り出しが終わったら最初にステップバーの位置を決を決めて、その位置にポンチなどで印を付けて置きます。次はステップバーの位置を元にマスターシリンダーの取り付け位置を決めます。マスターシリンダーはノーマルでは、大きすぎて、使用出来ませんので、5/8サイズ、オイルパイプが後ろ側に向くタイプを選びます。(画像参照)マスター取り付けボルト穴、下側を長穴にしておけば、角度調整が可能になります。取り付けはカラーを使ってマスターとプレート間の隙間調整
をします。次はマフラーステーに成る部分を外側に曲げますが、角度は使用中のマフラーに合わせます。後は取り付け用の穴加工とマフラーブラケット用のカラーを溶接すれば、ブレーキ側プレートは完成です。
溶接を変更するのであれば、製作したプレートに合わせてフレーム側のステーを変更すれば終わりです。しかしフレームまでは弄りたくないという方が大半だと思います。そこで、ノーマルフレームに如何にして、レイニーステップを付けるかですよね!
製作したプレートをフレームに当てて見ると、取り付け位置が全く違うのが、解ります。無理にノーマル穴を利用して付けようとすると位置が変わり更に、内側に入ってしまうので、マスターもスイングアームに当たってしまいます。では、どうすれば、ノーマル穴を使い、更に外側に出すか?それにはノーマルフレームに合わせた取り付けステーを製作すれば、OKです。厚さ10~15mm、幅20mm長さは適当に、ぐらいのアルミ角材を使ってノーマルフレームに取り付けます。この時取り付けボルトは沈み穴にします。(このステーの上にステッププレートが乗るため)ステーの取り付けが出来たらこの上に製作したプレートを当て位置決めをしてステーにネジ切りをすれば完成です。ステーの上下部のはみ出しは、プレートに合わせ切り取ります。後はステップバーとブレーキペダルは好みの物をチョイスして取り付けて下さい。本物はパイプを溶接しただけのシンプルな物でした。パクリ号は取って置きのKR350用純正品を奢りました。チェンジ側も作りはブレーキ側といっしよですが、取り付けステーが見えてしまいますので、大きく作っています。ペダルはレイニー号と同じにすると、逆チェンジになってしまいますので、ペダルのロッド取り付け部を上側にします。しかし、余り上側にするとチェンジロットがスイングアームナットに当たってしまいますので、適当な高さで、、、、
結構大変ですが、頑張ってトライしてみて下さい。
2010/4/2(金) 午前 2:01