だいぶ、寒くなってきましたね~。これからもっと寒くなるのかと思うと落ち込みます。
冬眠でもしたい気分です。と言っても居られないので、先日例のオヤジが持ち込んだ、メグロのS8のキャブを点検してみました。
フロートチャンバーの底は腐食で穴が開いていました。
本体とチャンバーを取り付けるネジ部もやはり腐食のためシールテープを巻いて止められていました。
このキャブを補修しても良いのですが、それでは面白く無いので、何か違うキャブを取り付けてみたいと思います。問題はキャブの口径です。本体の大きさから比べて口径が22mmぐらいしか有りません。今時なら50~80cc用でしょうか?確かカワサキの250SS 3気筒の1個が22mmだった様な?
さて、何を付けるかですょね?工場内を探して出て来たのがこれ。
左S8オリジナル、中KMX200用ミクニVM26,右KDX125用ケイヒンPW26.3個を並べてみると、PWはやはり今風ですね~。
で、少しはレトロ風なミクニVMにしました。

さーて、これをどうやって取り付けるかです。
まず、フランジ形状が違うのでインマニを製作します。
各部寸法を計り型紙を作ります。ついでにインマニのパッキンの型紙も取っておきました。
右上の型紙、赤丸がメグロ用内径22mm外側黒丸がVM用26mm この型紙に合わせてベークライトのインシュレーターと同じ厚さの10mm厚のアルミ板よりベースを切り出します。(気前良く7075材を使ってしまいました。と言ってもキャリパーサポートなどを作るために在庫をしておいたものですが、)
ベースを切り出し、下加工をします。

インマニ完成です。
内径は22と26に合わせてテーパー状に加工します。取り付けネジ部にはヘリサート加工をしておきました。
ここへZ1のインシュレーターを取り付けます。
キャブ本体もインシュレーターに入る部分が長すぎるので5mm程短くしました。
これで加工はすべて終了です。上手く付きますかな
オリジナルのキャブで不調よりは少しの加工で調子良く走って貰いたいです。まあ、走ってナンボですからね~。また、オリジナルも大切ですから成るべく車体、本体は加工無しで取り付け何時でもノーマルに戻せるようにもしておきます。
次回はエンジンへの取り付けとエンジン始動ですょ~2010/11/10(水) 午後 11:08